巻き寿司を作るときに欠かせない道具「巻きす」。
でも実は、「表と裏の違いって？」「どうやって使うのが正解？」と迷ったことがある方は多いのではないでしょうか？
この記事では、巻きすの正しい使い方から、裏表の見分け方、
さらにはお手入れのコツや、寿司以外の便利な活用法まで、徹底的にわかりやすく解説します。
初心者の方でもすぐに使いこなせるようになる、実用的な内容満載！
キッチンにある巻きす、もっと上手に使いこなしてみませんか？
✅ 巻きすの「表」と「裏」はどう違うの？
ツルツルした面＝表？見分け方の基本
巻きすの「表」と「裏」を見分ける一番のポイントは、表面の質感です。
手で触ってみて、ツルツルとした滑らかな面が「表」。ザラザラとした面が「裏」です。
このツルツルした表面は、竹の節が少なく加工されていて、見た目も美しく仕上げられています。
また、「表」はヒモが通っていない面でもあります。
見た目がスッキリしていて、竹の1本1本が整列しているような印象を受けるのも特徴です。
一方で、裏面はヒモが通っていて竹が固定されている構造になっています。
ザラつきがあり、溝に汚れが入りやすいのも裏面の特徴です。
巻き寿司を作るとき、表と裏を間違えると、見た目や仕上がりに影響が出てしまうので注意が必要です。
特に初めて巻きすを使う人は、まずこの「質感」に注目すると判断がしやすくなりますよ。
「ツルツル＝表」「ヒモなし＝表」と覚えておけば、迷うことはありません。
巻きすを手に取って、しっかりと観察してみましょう。
慣れてくると、指先の感覚だけでも違いがわかるようになります。
料理をする前に一度確認しておくクセをつけておくと、失敗も減ってきます。
竹の節が少ない or 多いで判断できる理由
竹の「節（ふし）」がどれくらい見えるかも、表裏を見分ける大きなポイントです。
節とは、竹の成長の証である線や盛り上がり部分のこと。
表面にはこの節が少なかったり、ほとんど見えないように仕上げられています。
一方、裏面では竹の節がはっきりと目立つことが多く、ザラつきや凹凸も強く感じます。
なぜこのような差があるのかというと、巻きすの製造段階で「見た目のきれいさ」を重視して
片面だけを丁寧に削って磨いているからです。
表になる面は食材に跡がつかないように平らに仕上げられており、
節がないことで見た目も清潔感があります。
一方、裏側は固定のためにヒモで縛られ、機能面を重視して作られているため、節がそのまま残っています。
この構造上の違いを理解しておくことで、どちらが「食材と触れるべきか」も自然に分かるようになります。
巻きすを見るときは、「節が目立たない方が表」「節が多く目立つ方が裏」と覚えておきましょう。
一度覚えてしまえば、巻きすを手に取ったときにすぐ判断できるようになりますよ。
ヒモが通っていないのはどっち？
巻きすを手にしたときに、まずチェックしてほしいのが「ヒモ」の位置です。
巻きすは細い竹ひごを複数本、ヒモでつないで構成されています。
このヒモが通っていない側が「表面」、つまり外側にくる側になります。
なぜ表面にはヒモが見えないのかというと、表面は食材と直接接しないように、
あくまで「整えるための面」として滑らかに加工されているからです。
逆にヒモが見える面は、巻きすの構造上どうしても凹凸ができてしまいます。
これが裏面であり、食材に跡がつきやすくなります。
ただし、巻きすを「飾り巻き」などの見た目重視で使う場合は、
表を内側にして仕上げることもあるので、目的に応じて使い分けが大切です。
慣れないうちは、使う前に「ヒモが見える＝裏」「ヒモなし＝表」と確認してから使うようにすると、
失敗するリスクがグッと減ります。
初心者の方はラップを巻きすの上に敷いておくと、表裏の違いにかかわらず、扱いやすくなりますよ。
表面の質感でわかる違い
巻きすの表と裏は、触り心地だけでもはっきり違いがわかります。
表面はツルツルとしていて、手触りが滑らか。見た目もきれいに整っています。
料理の仕上がりにも影響するため、この面を外側にして使うことで、巻き寿司がきれいに仕上がります。
一方、裏面はザラザラしていて、竹の節が浮き出ていたり、ヒモが交差していたりします。
そのため、ラップを使わない状態で裏面を外側にして巻いてしまうと、寿司の表面に跡がついたり、形が崩れたりすることも。
質感の違いは、目で見るよりも実際に触ってみるのが一番です。
手に持ってなでてみるだけで、明らかに「どちらが表か裏か」が判断できるようになります。
普段からこの触り心地を意識して使っていると、自然と巻き寿司の完成度も上がっていきます。
きれいな巻き寿司を作りたいなら、まずは表面の感覚を覚えておきましょう。
裏面を間違えて使うとどうなる？
もし裏面を外側にして巻き寿司を作ってしまうと、どんな問題が起こるのでしょうか？
まず一番多いのは、寿司の表面にヒモや節の跡がついてしまうことです。
これは見た目が悪くなってしまい、おもてなしやイベント向きではなくなってしまいます。
また、裏面はザラつきがあるので、ネタや海苔が引っかかりやすく、
うまく巻けなかったり、形が崩れてしまうことも。
巻きす自体も食材の汚れが溝に入りやすいため、洗いにくく、衛生面でも問題が出ることがあります。
特に酢飯などは粘りがあるので、裏面の凹凸に入り込むと洗うのが大変。
使い終わったあとに汚れが残りやすく、カビの原因にもなってしまいます。
このように、裏面を間違えて使うと見た目も味も落ちてしまうので、必ず表と裏を確認してから使うようにしましょう。
✅ 正しい巻きすの使い方とは？
巻き寿司に使うときの基本ルール
巻き寿司を作るとき、巻きすの使い方には「基本のルール」があります。
それは、「表面を外側」「裏面を内側」にして使うことです。
つまり、ツルツルした面が外側、ザラザラした面が食材に触れる内側になります。
この理由はとてもシンプルで、裏面にはヒモや竹の凹凸があり、寿司の形をしっかり支えてくれるからです。
また、裏面なら多少汚れても、構造的に洗いやすく乾きやすいメリットもあります。
ツルツルの表面を外にすることで、巻きすを巻いたときの見た目も美しく整い、
食材と接する面に跡がつきにくくなるのもポイント。
特に初心者の方は、「表＝外側」「裏＝内側」と覚えておくと、迷わず正しく使うことができます。
実際に巻き寿司を作る際は、海苔→ごはん→具材→巻きす（裏）という順番で重ね、
しっかり押さえながら巻いていくときれいな形に仕上がります。
慣れてくると、押さえる力加減もわかってきて、自分好みの仕上がりにできるようになりますよ。
表を外側・裏を内側にする理由
巻きすの裏面を内側にするのには、ちゃんとした理由があります。
まず、裏面のザラザラした質感が、食材をしっかりホールドしてくれるので、
巻くときにズレたり崩れたりしにくくなります。
また、裏側は竹の節が目立ち、構造的に厚みもあるので、力を入れて巻いたときに弾力があります。
これが結果的に寿司をしっかり形づけてくれる要素になっているのです。
そして表面を外側にすることで、見た目が整い、仕上がりもきれいになります。
ツルツルの面なので、巻いた後にスッと取り外しやすいのも大きなポイントです。
さらに、衛生面でも表を外にして使うことで、食材が直接触れる面は「洗いやすい裏」に限定されます。
これは洗浄や乾燥の効率にも影響し、清潔さを保つうえでも効果的。
巻き寿司を美味しく、きれいに、そして安全に仕上げるためにも、
表と裏をしっかり使い分けることはとても大切なんです。
飾り巻きでは表裏を逆にする？
巻き寿司の中には、見た目を重視した「飾り巻き寿司」というジャンルがあります。
このような特殊な寿司を作るときは、巻きすの使い方も少し変わります。
実は、表面（ツルツル）を内側にして使うことがあるのです。
どうしてかというと、飾り巻きは細かいデザインや模様をきれいに整える必要があり、
滑らかな面を内側にすることで形を崩さず巻くことができるからです。
さらに、飾り巻きではラップを併用することが多く、食材が直接巻きすに触れないように工夫されています。
このように、状況によって表と裏の使い分けが変わる場合があるのです。
とはいえ、基本の巻き寿司では「裏を内側・表を外側」で問題ありません。
飾り巻きは少し応用編なので、慣れてからチャレンジしてみるのがおすすめです。
ラップを使えば後片付けがラクに！
巻き寿司を作るとき、巻きすに直接食材が触れると、どうしても汚れが気になりますよね。
そんなときに便利なのが「ラップ」を使う方法です。
巻きすの上にラップを1枚敷いてから、その上で海苔やごはんを乗せて巻くやり方です。
これなら、巻きすにごはん粒や具材がくっつくことがなく、洗い物も大幅にラクになります。
特に初心者の方や、片付けに時間をかけたくない方にはおすすめの使い方です。
また、飾り巻きのときにもラップを使うことで、デザインをきれいにキープできます。
さらに、ラップ越しに巻くことで竹が湿気を吸わないため、巻きすの寿命も長くなります。
使い終わったラップはそのまま捨てるだけで済むので、衛生的で簡単。
毎回洗って乾かす手間を省けるのも嬉しいポイントですね。
「ラップ＋巻きす」の合わせ技は、時短と清潔の両立にぴったりなテクニックです。
失敗しない巻き寿司のコツとは？
巻き寿司をうまく作るには、いくつかのコツを押さえておくことが大切です。
まず第一に、海苔はパリッとした状態で使うこと。
しっとりしていると巻きにくく、仕上がりもベタつきがちです。
次に、ごはんの量は「薄く均一に」。多すぎると巻けなくなったり、崩れやすくなってしまいます。
具材も中央に置きすぎず、少し手前に置くと巻きやすくなります。
これにより最後まできれいに巻き込むことができ、断面も美しく仕上がります。
そして、巻くときの力加減も重要。ギュッと押しすぎるとつぶれてしまうし、
弱すぎるとバラけやすくなるため、両手で均等に圧をかけて巻くのがコツです。
最後に、巻き終わったあとは、しばらくそのまま置いて形をなじませると、切るときにも崩れにくくなります。
ちょっとしたテクニックですが、これを知っているだけで仕上がりがまるで違いますよ
✅ 巻きすを清潔に保つお手入れ方法
使用後はすぐに水洗いが鉄則
巻きすを使い終わったら、まず最初にやるべきことは「すぐに水で洗う」ことです。
時間が経つと、酢飯や具材のカスが竹の隙間に入り込み、
乾燥して取れにくくなってしまいます。
特に裏面には溝が多く、汚れがたまりやすい構造なので、できるだけ早く洗うのが理想です。
水洗いをすることで、付着したごはん粒や油分を落としやすくなり、
次に使うときも清潔な状態を保つことができます。
ポイントは「すぐに洗う」こと。数分でも放置すると、カピカピに固まってしまうことがあります。
ラップを使った場合でも、竹の間に蒸気が残っていることがあるので、
軽く水で流しておくと安心です。
寿司作りが終わったら、まず巻きすを洗う、という習慣をつけておくとよいでしょう。
お湯を使ってはいけない理由
巻きすを洗う際に注意してほしいのが、「お湯を使わない」という点です。
つい、汚れを落とそうと熱いお湯を使いたくなるかもしれませんが、
実はこれが竹を痛める原因になります。
竹は天然素材のため、熱に弱く、熱湯にさらすと繊維がふやけて割れやすくなってしまいます。
また、乾いたときに歪んで形が崩れることもあり、巻き寿司がうまく巻けなくなる原因になります。
そのため、ぬるま湯程度までの水温がベストです。
冷水でも、早めに洗えば問題なく汚れは落とせます。
特に冬場などは熱湯を使いたくなるかもしれませんが、
巻きすの寿命を縮めてしまうので注意が必要です。
洗い終わったら、しっかりと水を切って乾かすようにすれば、十分に清潔な状態を保てます。
洗剤の使い方と注意点
巻きすを洗うとき、洗剤の使用には少しコツがあります。
基本的には「中性洗剤を少量だけ」使うのがおすすめです。
洗剤をたっぷり使ってしまうと、竹の隙間に残りやすく、後でヌルつきの原因になることも。
スポンジや柔らかいブラシで、軽く泡立てながら優しくこすり洗いをしましょう。
このとき、タワシや金属製のブラシなどを使うのはNGです。
竹が傷ついたり、毛羽立ったりして、次回使うときに食材が引っかかる原因になります。
また、香りの強い洗剤を使うと、竹に香りが移ることがあるので注意が必要です。
すすぎは念入りに行い、洗剤が残らないようにしっかりと水で流しましょう。
洗剤は「必要最小限」が基本。竹製品の扱い方としても、できるだけ自然に優しい方法がベストです。
しっかり乾燥させるのがカビ防止の鍵
巻きすを清潔に保つうえで、最も重要なのが「しっかり乾かす」ことです。
水気が残ったまま収納すると、竹に湿気がこもり、
カビが発生したり、ニオイがこもったりする原因になります。
洗った後は、まず水気をしっかり拭き取ること。
その後、風通しの良い場所に広げて自然乾燥させましょう。
直射日光に当てすぎると乾きすぎて割れることがあるので、日陰や室内の風通しの良い場所が理想的です。
吊るして干すことができるフック付きのキッチンラックなどを使うと便利ですよ。
完全に乾いてから収納することで、竹が長持ちし、衛生的に使い続けることができます。
乾燥を怠ると、せっかく丁寧に洗ってもカビの原因になってしまうので要注意です。
長持ちさせる収納と保管方法
巻きすを長く愛用するには、日常の収納と保管にも気をつけたいところです。
基本は「湿気を避ける」こと。濡れた場所や密閉された容器には絶対に入れないようにしましょう。
おすすめは、乾燥後に通気性の良い布巾やキッチンペーパーで包み、
引き出しの中や吊るし収納にする方法です。
また、頻繁に使う人は、S字フックなどに吊るしておくと手に取りやすく、風通しも良くて一石二鳥です。
竹製品は湿気を吸収しやすい性質があるため、梅雨時期や夏場は特に注意が必要です。
定期的に巻きすの状態をチェックし、黒ずみやカビの兆候があれば、無理に使わず買い替えるのが安全です。
正しい収納を心がければ、巻きすは数年単位で使える丈夫な道具。
手入れ次第で寿命は大きく変わります。
✅ 巻きすの選び方と買い替えの目安
素材の種類（竹・プラスチック）の違い
巻きすには、主に「竹製」と「プラスチック製」の2種類があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、用途や好みに応じて選びましょう。
竹製は昔ながらの定番タイプで、手触りがよく、適度なしなりがあります。
自然素材なので、寿司を巻くときにちょうどよい弾力があり、形も整えやすいのが魅力です。
一方で、湿気やカビには弱いため、お手入れを怠ると劣化が早くなる点には注意が必要です。
プラスチック製の巻きすは、洗いやすく乾燥も早いので、
とにかく手間を省きたい人や、衛生面を重視する人におすすめです。
ただし、しなりが少ないため、巻き加減の調整が難しく感じる場合もあります。
自分がどれくらい頻繁に使うのか、扱いやすさを重視するのか、
手触りを大事にしたいのかを考えて選ぶと失敗が少なくなりますよ。
ヒモの素材と耐久性をチェック
巻きすは竹ひごをヒモでつないで構成されていますが、
このヒモの素材や結び方も、選ぶ際の重要なチェックポイントです。
一般的に使われているのは綿やポリエステルなどの糸。
綿ヒモはやさしい手触りで自然素材との相性が良いですが、
水分を吸いやすく、カビやすいという弱点があります。
ポリエステルやナイロン製のヒモは、耐水性があり、乾きも早いため衛生的。
耐久性も高く、長く使いたい人に向いています。
また、ヒモの結び方や通し方が雑だと、竹がバラけやすく、巻きづらくなる原因にもなります。
購入前に、ヒモの結び目がしっかりしているか、
ほどけそうな部分がないかも確認しておきましょう。
ヒモが切れたり、緩んでしまうと巻きすとしての機能が低下します。
素材と作りの丁寧さも、快適な調理には欠かせない要素です。
汚れが落ちにくくなったら買い替え？
どれだけ丁寧にお手入れしていても、巻きすは消耗品です。
特に裏面の溝やヒモの周りに汚れがたまって落ちにくくなったら、
そろそろ買い替えのタイミングかもしれません。
長く使っていると、竹が変色して黒ずんできたり、においが取れなくなることもあります。
それはカビや細菌の可能性もあるため、無理に使い続けるのは避けた方が安心です。
また、ヒモが緩んできたり、竹が割れているような場合も、
巻きづらくなっていたり、ケガの原因になることもあります。
買い替えの目安としては、半年〜1年に一度、状態をチェックすると良いでしょう。
特に頻繁に使う家庭では、もっと早く交換が必要になることもあります。
見た目に清潔感がなくなってきたら、無理せず新しい巻きすに替えるのが一番です。
100円ショップと専門店の違い
最近では、巻きすも100円ショップで簡単に手に入るようになりました。
コスパを重視するなら、まずは100均の巻きすを試してみるのも良い選択です。
ただし、100円ショップの巻きすは竹が細かったり、ヒモが緩かったりと、
長持ちしないケースも多いため、耐久性には少し不安が残ります。
一方、料理専門店や和食器を扱うお店では、しっかりした作りの巻きすが揃っています。
ヒモの通し方や竹の質も高く、巻きやすさや仕上がりに差が出ることも。
価格は500円〜1,000円程度することもありますが、長く使うことを考えればコスパは悪くありません。
料理にこだわりたい方や、頻繁に使う予定のある方は、
専門店の高品質な巻きすを選ぶのもおすすめです。
どちらにもメリットがあるので、使用頻度や目的に応じて選んでみてください。
初心者におすすめの巻きすはこれ！
初めて巻きすを使う方におすすめなのは、ずばり「ラップ対応型の竹巻きす」です。
これは、竹製の巻きすの上にラップを敷いても使いやすいサイズ感・しなりがあり、
なおかつ手入れが簡単な作りになっているタイプです。
中には、巻きすそのものがラップ状のシリコンでコーティングされたタイプもあり、
洗いやすくて衛生的。寿司の形もしっかり決まります。
また、竹とプラスチックのハイブリッド型などもあり、
軽くて扱いやすいので初心者にもぴったりです。
重要なのは、「巻きやすさ」と「後片付けのしやすさ」。
初めての寿司作りでは、失敗しても大丈夫なように、
少し大きめのサイズを選ぶと巻きやすくなりますよ。
まずは安価なもので試してみて、慣れてきたら少し良い巻きすにステップアップするのも一つの方法です。
✅ 巻きすの応用活用術！お寿司以外にも使える？
卵焼きの成形にも巻きすが便利
巻きすは巻き寿司以外にも、実はさまざまな料理で活躍します。
代表的な使い方が「卵焼きの成形」です。
卵焼きをフライパンで焼いた後、少し冷ましてから巻きすで包むと、形がピシッと整います。
特にだし巻き卵など、やわらかくてふわっとした仕上がりの卵は、
そのままだと形が崩れやすいので、巻きすを使って整えるときれいに仕上がります。
巻きすで巻いたら、ゴムバンドや輪ゴムなどで軽く固定して、
冷蔵庫で冷やしながら形をキープすれば、見た目もプロ並みに！
家庭用でも、朝食やお弁当に出すと「お店っぽい！」と喜ばれること間違いなしです。
ちょっとしたひと手間ですが、卵焼きが格段に美しく仕上がりますよ。
おにぎりやサンドイッチにも応用可能
巻きすは、おにぎりやサンドイッチの形を整えるのにも使えます。
たとえば、俵型のおにぎりを作るとき、手で成形するのが苦手な方でも、
巻きすを使って形を整えることで、きれいな形に仕上がります。
また、のり巻きおにぎりや海苔で包んだスティック型おにぎりも、
巻きすでしっかり押さえることで崩れにくくなります。
さらに、最近人気の「ロールサンド（くるくるサンド）」にも巻きすは相性バツグン。
パンで具材を巻いたあと、巻きすでキュッと形を整えると、断面も美しくなり、
おもてなしやピクニックにぴったりな一品に早変わりします。
ちょっと工夫すれば、巻きすは和食以外にも十分活躍できる万能アイテムなんです。
デザート作りにも巻きすが使える？
意外かもしれませんが、巻きすは「デザート作り」にも活用できます。
たとえば、ロールケーキの生地を巻くとき、形をきれいに整えたい場面で、
巻きすを使うとピシッとした美しい仕上がりになります。
もちろん、直接巻くのではなく、ラップやクッキングシートを生地に巻いてから
その上から巻きすで軽く形を整える、という使い方になります。
また、和菓子の成形にも巻きすが使われることがあります。
きんとんや茶巾絞りを丸く整えるときに、巻きすの模様を使って上品な模様づけをするテクニックもあります。
見た目にアクセントがつくだけで、手作りスイーツが一気にグレードアップしますよ。
「巻く」という動作を必要とする料理なら、洋菓子でも巻きすが使えるというわけです。
発想次第で、デザートの世界も広がりますね。
お弁当作りの時短アイテムとして
巻きすは、毎日のお弁当作りにも役立つ便利なアイテムです。
例えば、細巻きのおにぎりや、ミニサイズの海苔巻きを一気に巻いて、
食べやすいサイズにカットすることで、見栄えの良いおかずがすぐに完成します。
また、冷凍食品や余りものの具材を巻いて、
見た目を整える「巻くだけアレンジレシピ」にも使えます。
巻きすを使えば、手でこねたり成形する手間が省け、
時間がない朝でも、手早くお弁当を仕上げることができます。
さらに、巻きすを使って卵焼きを整えることで、
「おかずに統一感」が出て、全体がきれいにまとまります。
お弁当が華やかに見えるだけで、子どもや家族のテンションもアップ！
時短・見栄え・味の3拍子がそろった、頼れるキッチンアイテムです。
キッチンインテリアや小物入れにも！？
巻きすは使い方次第で、調理以外にもおしゃれに活用できます。
たとえば、丸めた巻きすを立てて使えば、キッチンツール立てとして使えますし、
広げて使えば、お箸やスプーンを乗せるマットとしてもぴったり。
ナチュラル素材の風合いを活かして、和風インテリアの一部に取り入れることも可能です。
また、小物を包んで収納するのにも便利で、
巻きすのしなりを利用すれば、意外としっかりとした収納ケースが作れます。
さらに、観葉植物の鉢カバーとして巻いて使えば、
おしゃれで温かみのあるインテリアアイテムに変身します。
使わなくなった巻きすでも、工夫次第で「第二の人生」を楽しめるのが魅力です。
再利用のアイデアを楽しみながら、エコでクリエイティブな暮らしを目指しましょう。
🧾 まとめ
巻きすは、一見シンプルな調理道具ですが、正しい使い方や表裏の見分け方を知ることで、料理の仕上がりが格段に変わります。
「表＝ツルツル」「裏＝ザラザラ」といった感触の違いや、ヒモの位置・竹の節の有無などをチェックすれば、誰でも簡単に見分けられます。
また、巻き寿司だけでなく、卵焼きやロールサンド、デザート作り、さらにはインテリアまで、巻きすの応用範囲は想像以上に広いのも魅力です。
お手入れや保管を正しく行うことで、清潔に長く使うことができ、日々の調理もスムーズに。
初心者でもすぐに活用できる便利な道具なので、ぜひご家庭のキッチンに1本は常備しておきたいですね。
「巻く」ことの楽しさと、美しさを味わってみてください。
