福岡・西新「サザエさん発案の地」と生の松原の元寇防塁|地元民も意外と知らない歴史スポット2カ所を歩いた話

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福岡観光・スポット

福岡市内の「意外な歴史スポット」を2カ所はしごしてきた。西新エリアにある「サザエさん発案の地」と、西区・生の松原にある「元寇防塁(げんこうぼうるい)」。どちらも地元民でも意外と知らない場所で、でも知って行くとかなり面白かった。

西新「サザエさん発案の地」

サザエさん発案の地・磯野広場にあるキャラクター像(カツオ・波平・フネ)

西新1号緑地「磯野広場」には、サザエさんのキャラクター像が立っている。国民的アニメ「サザエさん」の作者・長谷川町子さんが、戦時中に博多(西新エリア)に疎開していた際に、このあたりを散策しながらサザエさんを発想したとされている。まさかここが発祥の地とは、福岡移住して初めて知った。

「サザエさん発案の地」の石碑。西新1号緑地 磯野広場の案内

石碑には「西新 1号緑地 磯野広場」と「サザエさん発案の地」のプレートが埋め込まれていた。長谷川町子さんの生誕百年を記念して建てられたもの。地図アプリで「磯野広場」と検索するとすぐ出てくる。

「サザエさん発案の地」の案内板。長谷川町子さんとサザエさんの歴史が書かれている

案内板には長谷川町子さんとサザエさんの由来が詳しく書かれていた。博多に疎開した時代背景や、サザエさんというタイトルの意味なども記されていて、読むだけで結構面白い。

生の松原・元寇防塁(げんこうぼうるい)

生の松原 元寇防塁(Ikinomatsuhara Stone Fortifications)の説明板

西新から移動して、西区の生の松原(いきのまつばら)へ。ここには1274年の元寇(文永の役)をきっかけに築かれた「元寇防塁」の跡が残っている。モンゴル軍の再来に備えて幕府が九州の御家人に命じて博多湾沿岸に築いた石積みの防壁で、20kmにわたって築かれたうちの一部がここに保存されている。

元寇防塁の解説石板。防塁の地図と築城の経緯が記されている

解説の石板には当時の地図と防塁築造の経緯が描かれていた。博多湾沿岸にこれだけの規模の石積みを築いたということが、改めて驚き。

生の松原の元寇防塁跡。石積みと松林の全景

実際の防塁跡がこれ。砂地の中に石積みが整然と並んでいて、約2.5mの高さで築かれていたとのこと。鎌倉時代の遺構がここまで残っているのは正直すごいと思う。

生の松原の海岸線。岩の突堤と海の眺め

防塁跡のすぐそばは海。突堤から見渡す博多湾の眺めが開放的で、散策するだけでも気持ちよかった。人もあまりいなくて静かな場所。

元寇合戦の絵図が刻まれた石板モニュメント

モンゴル軍との合戦の絵が刻まれた石板モニュメントもあった。当時の戦いのシーンが描かれていて、ここが実際に戦場のすぐそばだったんだなと実感できる。

行ってみた感想

「サザエさん発案の地」はアニメ好きじゃなくても、日本史として面白い。「生の松原の元寇防塁」は鎌倉時代の石積みが今も残っているというスケール感がよかった。どちらも観光客が少ない穴場系で、地味に充実度が高い。西新周辺に来たついでに立ち寄るのはおすすめできる。


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